ルックJTB専任添乗員の知って得するよもやま話

岩永 幾久代
バルト3国レポート

歌う革命

2008年06月13日
エストニアの中世都市、タリンの観光では歌のステージを訪れます。
5年ごとに行われる歌と踊りの祭典の会場です。
歌のステージ(岩永撮影)

ステージを見守る大きな背中は、エストニアの第2の国家とも言われる
「Mu isamaa on minu arm(わが祖国、わが愛)」を作曲した
Gusutav Ernesaks(グスタフ・エルネサクス)の銅像です。
この曲は、祭典で必ず歌われるそうです。

1990年にリトアニア、91年にエストニア、ラトビアがソ連から独立しましたが、
その独立に大きく踏み出すきっかけとなったのが、1988年にここで開かれた
祭典でした。約30万人が集まったといわれます。30万人の歌声!!想像も
つきません。まさに「大地を揺るがす」といった迫力だったはず!
共に歌うことにより、自分たちの民族を、その誇りを、再認識したのでしょう。
歌の革命です。

バルト3国の独立では、もうひとつ、有名な逸話があります。人間の鎖です。
1989年8月23日、タリン〜リーガ〜ヴィリニュスの約600キロの道のりを、
約200万人の人々が手に手を取り合い、「人間の鎖」でつないだのです。

暴力でなく、歌うことで、手を取り合うことで手にした独立。
毎日報道される各地での民族や宗教対立のニュースを見るたび、
その尊さを実感します。

ちなみに蛇足ですが…
エストニア国家のメロディーは、フィンランド国家とまったく同じなのです!!
その作曲者はドイツ出身というから、またまた驚き!もうひとつおまけに、
そのフィンランド国家の元々の歌詞はスウェーデン語だったということで
日本人にはすぐに理解することができない国際性…
この地域の歴史の複雑さを物語っているようです。
……長くなるので、解説はまたいつか!!あしからず。

次回もバルト3国からお届け!お楽しみに!!

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岩永 幾久代
EU、シェンゲン条約加盟に伴い、著しい変化を遂げているバルト3国。
新しい発見もイロイロあって、とてもおもしろいモロッコ。
奥深い世界の国々をぜひ訪れてください!

今回参加したのはバルト海に連なる世界遺産都市を訪ねて バルト3国ハイライト
タリンには5、6日目に訪れます。エストニアの首都であるタリンの旧市街は、ハンザ同盟で栄えた街で、かわいらしいお店や建物がたくさん残っています。

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